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大分県耶馬渓の古民家を名古屋に移設した建築日記です。

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  2003年12月26日
朝7時の時点の写真です。東側が海です。少し曇っていましたので
ご来光は少ししか見えませんが22、23、24、25日と
朝日を見ながらの作業でした。

私も手伝いまして、足腰がまだ痛く薬を飲んでいます。

朝5時半に起き5時過ぎまで作業を手伝い帰ってから食事を済ませて
9時には床に就き健康的な生活をしてきました。

大工さんは大変だなと改めて感じさせられました。
叉、危険との隣りあわせで気の抜けない仕事と思います。
大工さんがかなりベテランで気の良い人で大変助かりました。

今回、屋根工事が終わりましたら、内装、電気工事、左官等
今後の工事は施主様が自ら実施されます。


耶馬溪の地から木材は運ばれてきました。
元の古民家の持ち主の耶馬溪のお爺さんは棟上を是非、見たいとおしゃっていました。
今回、棟も上がりお爺さんもたいへんお喜びのことと思います。

また、古民家の木材も喜んでいると思います。
 
 
施主様からのコメント
今朝行ってきました。今日は9時から5時仕事です。

棟梁は、まだしばらくかかるような口ぶりでした。
明日は、一緒に作業できるので楽しみです。

ドーマですが、棟梁が、私の身長や景色の見え方などを考慮してくれ
やや大きめになるようです。

しかし、棟梁が「もし大き過ぎるようなら30センチほど小さくしましょうか」と
いってくれましたので写真より30センチ小さくなる予定です。

台所ですが、流し台やつり戸棚も不燃材で覆う必要があるのでしょうか?
つりとだなは杉材で作ろうと考えていたのですが、いかがでしょうか?

 
 
 
施工業者様からのコメント  
 
社長の黒田です。東京の工務店です
面白そうな仕事なら世界・日本・全国どこへでも参ります。
今回の現場は、若い大工にとって大変勉強になり、サナミ先生とお施主さまに大変感謝しております。
設計図面がベースではありますが、実際の現場では、臨機応変に対応しております。
先生とお施主さんで考えながらローコストな自分で作る夢の住まいに少しでもお手伝いできるよう励んで参ります。

先生の大工ぶりもなかなかのものがありました。
やはり人間は頭と体をバランスよく動かす事が大切だと実感しました。
又、今後とも棟梁の板倉を中心に皆事故の無いよう十分注意していきたいと思います。

 
  佐楢見からのコメント

全員写真は25日の朝の写真で右から施主(やさしく紳士的なお客様です。
トレード マークの口髭が魅力的です。)、棟梁(元気で頼もしいユーモアーたっぷりの
大工さんです。)、エドケンホーム社長(若くて夢の多い社長さんです。)、副棟梁(技術
は棟梁と変わらず高い人です。)、佐楢見(にわか大工です。)、前列、右から若いお
弟子さん(15歳)大工を目指して頼もしい人材です。
クレーンのオペレーターさん(吊り上げ作業を位置や高さ的確にされる方です。)、
2番お弟子さんです(元気な若人で次の時代を背負う棟梁になられることでしょう。)。
 
今回の仕事は大分県耶馬渓より愛知県知多郡美浜町に(山から海へ)
今年の6月江原様とお会いして当初つみきハウスでの設計でした。
いろいろ聞いてみましたら古民家に住むことが夢でした。
いろいろ探したが気に入った建物がなく健康的な住宅が基本で
つみきハウスを考えていたとのことでした。

そのことを聞き古民家を友人の設計事務所に相談して古民家を紹介してもらい、
耶馬溪に調査に行きこれならと思い施主様に大分まで見に来ていただきました。
 

費用面等検討して古民家を移築することに決定いたしました。
決定してからやはり費用面でかなり苦労しました。
耶馬溪の建物を宗像市へ移動して11月末より加工を始めましたが桁行きの寸法が違ったり屋根勾配が
左右違ったり大工さんが苦労されたようです。

12月20日積み出しましたが運搬当日雪が降り広島で5時間位足止めになった様です。
美浜町の現場は10センチほど降りこれも心配いたしました。しかしこれも心配なく22日からは晴天に恵まれました。

今回の仕事は全て良い人に恵まれスムーズに行くことが出来皆さんに感謝いたします。
来年内部作業や設備関係を自らされるのですが怪我のない様楽しんで作業をされる事を祈ります。
どうか工事関係者皆様の来年のご多幸を心よりお祈りいたします。

合掌

 
移設後の図面です。このサイトにて建設の様子を随時、お知らせします。


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